『猫の恩返し』『ギブリーズ』

を観てきました。
私はあの絵が何故か生理的にどうしてもダメで（あの宣伝用ポスター、新聞広告はその辺を上手に回避してると思う。＊＊＊自主規制＊＊＊）、また観ながらずっと「＊＊＊自主規制＊＊＊」と思ってたのですが、最後まで見たらちゃんと面白かったです（＊＊＊自主規制＊＊＊
そういう意味では私は『ギブリーズ』の方が良かったです。技術の集大成ですね。なにやってもいいんだというあの自由なつくりに思わず泣きそうになりました。大人向けのアニメだと思います。そういう意味ではちょっとやばいくらいのところもあった気が。踊るとことかやばいですね。大人にしかわからないんじゃないかというヤバさです。個人的には木漏れ日の中を野中君が自転車で走るシーンとか好きです。あと、夜の町を走る電車にカメラが「がぁーっ」と寄っていくところとか。エンディングにつづくあのテキトーな絵もすごく好き。あのふわふわ浮いてすすむ米ちゃんが最高でした。
『千と千尋』の時も思ったのですが、正直子供向けのアニメ（子供のためにつくったアニメ）はもういいよというか、「どんなにきちんとつくってあってもそれじゃ満足できない」という感じに、私はなってしまいました。
子供向けのアニメも必要だと思いますし作っていって欲しいですが、個人的には大人向けのアニメもよろしくお願いしたいところです。
私は基本的にアニメは「動きを楽しむもの」だと思っているので、そこがしっかりしていて、かつ新鮮な驚きにあふれたものを。もちろんハナシは面白くなきゃいけません。そんなのは暗黙の了解以前の大前提で。

そういえば、『猫の恩返し』の主人公の声は声優っぽくなくて、でもかわいこぶってて、なおかつかわいくて変な声だな、誰だろうと思っていたら池脇千鶴でした。
あと、ギブリーズの蛍ちゃんの声がかわいいなーと思ってたら、篠原ともえでした。
どちらも「なるほどなー」と妙に納得しました。