映画『ハチミツとクローバー』

観た日:2006.8.14


原作が好きすぎるので正直全く観るつもりなかったんだけど、この映画の為に書かれたというスピッツの『魔法のコトバ』を聴いていたらムショーに観たくなってきてしまったので観に行った。池袋シネマサンシャイン。全席指定ということでチケットを買う列が炎天下の中全く進まず死ぬかと思った。
観に来ている人は中高校生の女の子の集団&若めのカップルが多かった。私みたいな原作ファンらしきおっさんもすこしだけ混じってた。

内容は、映画用に話を再構成した感じになっている。規定の時間枠に収まるだけの内容にするために設定の細かい部分は削られているところもある(理花の足が悪くないとことか)が、雰囲気は極力原作のイメージを壊さないように勤めていると思った。特にキャスティングが凄い。真山とか先生とか、森田とか理花とかあゆとか、すごい似てた。正直竹本くんだけはあまり「見ため」が似てないなと思った。雰囲気はとても竹本くんぽかったけど。あと、はぐが蒼井優って聞いたときは、「えー、だってあの人背低くないじゃん」とか思ったけど、映画の中では全然問題なかった。むしろ良かった。声までちゃんとはぐっぽかった。


以下、ネタバレ含む感想





個人的には森田がはぐを連れ出して自分の作品を燃やす辺りがヤバかった(涙腺が)。あと最後に『魔法のコトバ』がかかるところ。あれはヤバい。こんなところでおっさん一人ぼろぼろ泣いてても恥ずかしいので必死に涙をこらえました。創作ものにはどうも弱いなぁ。『マルメロの陽光』とか『耳をすませば』とか。