カール・ゲルストナー「色の形 視覚的要素の相互作用」

先月末の日曜日、池袋のジュンク堂書店で衝動買いした。題になんか惹かれるものがあって大判の箱入り本だったけど箱から出して中を眺めたのだ。そこで私はページを繰るたび目の前に立ち現れる多数の図版に一気に心を持っていかれてしまい、一目惚れしてしまった。衝動買いとあえて書くのは値段が値段だったため。


この本は様々な「色」と「形」について書いてある本で、なかでも惹かれるのはアルハンブラ宮殿大使の間に飾られたモザイクに関する3章「アルハンブラに見られる形象」と、ヴィルヘルム・オストヴァルトの形態論(の概要)を解説した5章「形の調和」だ。
特に5章「形の調和」は様々なパターンを生み出すためのロジックがわかりやすく書かれていて、これならちょっと頑張ってプログラムを組めば、比較的容易にタイルパターン・ジェネレータができるのでは?と大変好奇心を煽られる内容だった。


インドの更紗のパターンとか、アラベスク(特に直線のもの)がなんとなく好き。
↓こういうのとか。


イスラム模様 - モスクを愛する会のページより


アラベスクの世界−イスラームと美術(2) ←注:PDFです - JCCMEライブラリーより